トランジット惑星探査を主な目的として2009年に打ち上げられたケプラー衛星は、4年あまりにわたるはくちょう座のケプラー領域と呼ばれる天域で4000個以上の惑星候補を発見し、系外惑星の研究に大きな革命をもたらしました。さらにケプラーによって得られた恒星の精密測光データは、星振学、変光星、スーパーフレア、超新星、銀河考古学などの研究にも応用され、系外惑星に止まらず幅広い研究の広がりを見せています。 現在ケプラーは黄道面のさまざまな領域を約80日ずつ観測するK2計画として生まれ変わり、黄道面領域のトランジット惑星の探査を継続しています。そして、2017年8月に打ち上げられる予定のTESS(Transiting Exoplanet Survey Satellite)は、より太陽系に近いトランジット惑星系を発見することを目標として、黄道面を除く全天の約80%をモニタリング観測する計画となっています。
本ワークショップでは、TESSで得られるデータをもとにどのようなサイエンスを新しく切り開くことができるのか、そのために日本のコミュニティが持つ地上望遠鏡等のリソースとどのような連携が考えられるのかを俯瞰し、2017年の打ち上げに向けて日本のTESSコミュニティを醸成していくことを目指します。
Information
世話人
成田憲保、堀安範、日下部展彦(ABC/国立天文台)、福井暁彦(岡山観測所)、
佐藤文衛、井田茂、河合誠之(東工大)、鬼塚昌宏、笠嗣瑠(総研大)
Important Dates
参加登録開始:11月5日(木)〜
参加・講演申し込み締切:11月19日(木)まで
Registration
登録フォーム(日本語)
Registration Form (English)
登録は終了いたしました。
Program
11月26日(木)
13:00-13:30 |
受付・参加登録
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13:30-13:55 |
成田憲保 TESSの概要と新しいサイエンスの展望
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13:55-14:20 |
平野照幸 トランジット惑星候補の地上追観測:トランジット測光,分光,高分解能撮像の必要性
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14:20-14:45 |
福井暁彦 TESS, 岡山, すばるの連携によるスーパーアースの大気調査
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14:45-15:10 |
住 貴宏 マイクロレンズ探査とトランジット
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15:10-15:20 |
休憩
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15:20-15:45 |
河合誠之 TESSによる変動天体観測
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15:45-16:10 |
諸隈智貴 TESSによる超新星サーベイ
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16:10-16:35 |
松永典之 天の川銀河の脈動変光星とTESSへの期待
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16:35-16:45 |
休憩
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16:45-17:10 |
小野里宏樹 TESSで探るWolf-Rayet星形成の謎
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17:10-17:35 |
柴橋博資 KeplerとTESSによる星震学
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17:35-18:00 |
竹田洋一 星震学と高分散分光のコラボレーションによる赤色巨星の基本物理量決定
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11月27日(金)
09:15-09:30 |
受付・参加登録
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09:30-09:55 |
前原裕之 超高精度測光による太陽型星のスーパーフレアの研究
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09:55-10:20 |
野津湧太 TESSの測光観測とすばる/京大3.8mの高分散分光観測で挑む、スーパーフレア研究
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10:20-10:45 |
酒向重行 木曽超広視野高速CMOSカメラTomo-e GozenとTESS
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10:45-10:55 |
休憩
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10:55-11:20 |
有本信雄 星震学と銀河考古学
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11:20-11:45 |
井田 茂 惑星形成理論の現状とTESSに期待するもの
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11:45-12:10 |
生駒大洋 低質量惑星大気の組成と起源:トランジット惑星観測への期待
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12:10-13:10 |
昼食
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13:10-13:35 |
佐藤文衛 TESS時代の視線速度観測
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13:35-14:00 |
堀 安範 TESSが切り拓くハビタブル惑星のサイエンス
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14:00-14:10 |
田村元秀 これからの系外惑星観測
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14:10-15:00 |
議論:TESSと地上望遠鏡等との連携
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Contact
11/6 17:00- 11/9 9:00までは停電のため停止しますので、ご了承下さい。
ご不明な事がありましたら、下記メールアドレスまでお問合せ下さい。
tess-ws(ATM)ird.mtk.nao.ac.jp
※(ATM)を@に変更下さい。